近年のお葬式における会葬御礼や香典返し

会葬御礼や香典返しは古くからの慣習に基づいた大切な伝統ですが、お葬式の多様化同様、昔は見られなかった変化が生まれてきました。ここではこの変化について説明します。

会葬御礼品も、最近では故人にゆかりのあった品物や趣向を凝らしたものを選ぶケースが増加しています。香典返しも同様、形式にとらわれず送られる側が好きな物を選べるカタログギフトが人気となっています。また、最近では香典返しは頂きませんと先に辞退を申し出るケースもあります。この場合はその気持ちを本当に尊重しても良いのかを相手によって判断する必要があります。仮に辞退の気持ちを受け取った場合は、後日お礼状を送付するマナーとなっています。

そしてお葬式当日に共通のものを参列者に渡して香典返しとする当日返しも行なわれるようになってきました。もし頂いた香典が1万円以上だった場合は、後日別に香典返しをするのがマナーとなっています。このような変化は家族との距離感や古い習慣にとらわれない現代人の柔軟な思考により生み出されています。そしてこの変化は遺族の負担軽減など、多くのメリットにも繋がっています。古き伝統をただ守るのではなく、不必要部分は簡略化して合理化することも大切です。大切なことは送る側も送られる側も後悔を残すことのない納得したお別れを作り上げることです。